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年間のテーマ

2014.2.13  参観日
2012.4.13 入園式・
     母の会にて
2010.4.1 入園式・
     母の会にて
2009.9.11 祖父母参観日
2009.4.14 母の会にて
2008.5.14 参観日にて
2008.4.1 入園式あいさつ

090911
 
 遠近各地より、たくさんのおじい様やおばあ様が、幼稚園に来て下さいました。まだまだお若いおじい様やおばあ様、いっしょに歌を歌ったり、手遊びをしたり、たくさんの拍手で子どもたちをほめてくださったり、元気一杯に過ごして下さいました。 年長組(さくら組、きく組)は、本堂で 一生懸命に覚えた「祇園精舎の鐘の声・・・」を発表し、お返しに、おじい様おばあ様が、『枕草子』の「春は あけぼの〜」を読んできかせて下さいました。お互いが「とても上手にできたね。」と拍手、拍手でほめあいました。
 年中組(わかば組、つぼみ組)は、ふれあい遊びの中で、他のお友達の祖父母の方とも遊んでもらいました。ちょっぴり恥ずかしそうな子どもたちにも、やさしく声をかけていただき、遊びにさそって下さいました。先生の質問にも子どもたちより元気よく答えて下さっていました。年少組(ふたば組)も、おじい様 おばあ様の前に立って 上手に歌を歌ってくれました。先生に名前を呼ばれた時は、元気よく「はいっ」と返事ができて、たくさんごほうびの拍手をもらっていました。恥ずかしくて、小さな声でしかお返事できなかった人にも、たくさん拍手をして下さいました。

 ご本堂では、園長先生が、以下のようなお話をされました。
『子どもをダメにしてしまう方法をご存知ですか?とても簡単な事です。好きな物、ほしがる物を何でも買って与えてやる事です。そうではなくて、子どもたちの心の支えになってくれる おじいちゃん おばあちゃんになってあげてほしいと思います。

  人生は、楽なこと楽しいことばかりではありません。また、縁にあうと、人は、何をしてしまうかわかりません。−自分を育てるのは自分− 失敗をしないように お膳立てをしてやっても、苦悩を即座にとりのぞいてあげても、それは、一時的な逃げ道にしかすぎずその子の為にはならないのです。

 苦悩を乗り越えていく手立ては、学力でも財力でもありません。その子にしっかり寄り添って、話を聞いてくれる人がいること。このことは、どんなに心強いことでしょう。 そして、一つずつ乗り越えられた困難は、その子にとって、きっと立派な勲章となっていくことでしょう。

 人は、迷惑をかけずには生きていくことはできません。私たちは「人に迷惑をかけない子ども」 ではなく 「人のために生きていくことのできる子ども、人の苦しみ、悩みを感じ、助けてあげられる子ども」を育てていきたいと願っています。

 日々仏さまに手を合わす生活の中で、仏さまのお話を聞かせていただく中で、そんな優しい心が育まれていくことを願っております。

 本日は、ようこそおいで下さいました。 ありがとうございました。』



長府幼稚園 (2009.9.11 祖父母参観日にて)
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