平成23年日曜学校卒業記念演劇
ご協力への御礼
 春のお彼岸も近づいて、若い芽生えの頃となりました。
このたび、日曜学校卒業記念劇『ごんぎつね』の上演にあたりましては、ご縁のある皆様方の心あたたまるご協力や、お励ましを頂き、厚くお礼申し上げます。

 名作として読みつがれ、小学四年生の国語の教科書にも
とりあげられている『ごんぎつね』を 今回、日曜学校の卒業記念劇でとりあげたのは、この作品の中に、 深い阿弥陀さまの
お慈悲の心が感じられたからです。
「自分のした いたずらのために、兵十に悲しい思いをさせてしまった。」そう思ったごんは、人知れず兵十の家に 栗や松茸を届けます。そうとは知らない兵十は、ごんを鉄砲でうち殺してしまいます。
ごんをうった後で、ごんの気持ちを知った兵十は、きっと後悔の念でいっぱいだったに違いありません。取り返しのつかない苦しみと深い悲しみ・・・この苦しみと悲しみをそのままに受けとめ抱きしめて下さるのが、阿弥陀さまなのです。

ご本堂の阿弥陀さまの前で、大人も子どもも一緒になって
励ましあい、一つの作品を作り上げる時がもてたことの感動を今も静かに味あわせていただいています。
この地球上のすべての生きとし生けるものが、阿弥陀さまの光(いのち)の中で、手をとりあって生きていけることを願いながら、今後も日校活動を続けてまいります。
 どうかあたたかく見守って下さいますようお願いしてお礼のことばといたします。


                                 称 名
  平成23(2011)年3月
                     徳応寺日曜学校
                              戸崎文昭

徳応寺「日曜学校卒業記念演劇」(平成23年)
『ごんぎつね』
平成23年卒業記念劇
日時:平成23年3月5日(土)
  午前10時〜 (1回目)
  午後6時半〜(2回目)
場所:徳応寺本堂
毎年、たくさんの仏典童話の中から演目を 選んでいますが、今年は、新美南吉さんの『ごんぎつね』のお話を ぜひ劇にしてみたいと思いました。
「今回の劇には、お釈迦さまが出てこられないんだね。」台本をみて、子どもたちがいいました。
そうです。確かに仏さまやお釈迦さまのお姿は、みえません。でも、この
『ごんぎつね』の中には、そこここに仏さまの世界が感じられると私は思うのです。私たちは、どうしても 善悪にとらわれ、物事をそのままに素直にみることができません。『善いことをしたら、人からほめてもらいたい』『善い行いは、善い結果をうむ』というふうに。
『ごんぎつね』の結末は余りにも可愛そうです。けれども その悲しさをそのままに受け止めていく世界―そこに仏さまの願いが存在し、この作品が名作として読みつがれてきた一つの理由があるような気がします。小学生がこの心情を理解し、演じていくことはとても難しい事だと思います。けれども、日校生としてお寺にご縁のあったこの子どもたちと、今回 お寺のご本堂で演じられるこその『ごんぎつね』を創りあげていきたいと思っています。
舞台から


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