学校法人徳応学園 長府幼稚園 徳応寺について 園長先生から 保育内容 年間の行事予定 こねこクラブ ガーデン ふれあいバザー さくらんぼ組

2009年9月11日 祖父母参観日にて

遠近各地より、たくさんのおじい様やおばあ様が、幼稚園に来て下さいました。
まだまだお若いおじい様やおばあ様、いっしょに歌を歌ったり、手遊びをしたり、たくさんの拍手で子どもたちをほめてくださったり、元気一杯に過ごして下さいました。

[年長組(さくら組、きく組)]
本堂で 一生懸命に覚えた「祇園精舎の鐘の声・・・」を発表し、お返しに、おじい様おばあ様が、枕草子の「春は あけぼの~」を読んできかせて下さいました。
お互いが「とても上手にできたね。」と拍手、拍手でほめあいました。
[年中組(わかば組、つぼみ組)]
ふれあい遊びの中で、他のお友達の祖父母の方とも遊んでもらいました。
ちょっぴり恥ずかしそうな子どもたちにも、やさしく声をかけていただき、遊びにさそって下さいました。
先生の質問にも子どもたちより元気よく答えて下さっていました。
[年少組(ふたば組)]
おじい様 おばあ様の前に立って 上手に歌を歌ってくれました。
先生に名前を呼ばれた時は、元気よく「はいっ」と返事ができて、たくさんごほうびの拍手をもらっていました。
恥ずかしくて、小さな声でしかお返事できなかった人にも、たくさん拍手をして下さいました。

ご本堂では、園長先生が、以下のようなお話をされました。

「子どもをダメにしてしまう方法をご存知ですか?
とても簡単な事です。
好きな物、ほしがる物を何でも買って与えてやる事です。
そうではなくて、子どもたちの心の支えになってくれる おじいちゃん おばあちゃんになってあげてほしいと思います。
人生は、楽なこと楽しいことばかりではありません。
また、縁にあうと、人は、何をしてしまうかわかりません。

自分を育てるのは自分

失敗をしないように お膳立てをしてやっても、苦悩を即座にとりのぞいてあげても、それは、一時的な逃げ道にしかすぎずその子の為にはならないのです。
苦悩を乗り越えていく手立ては、学力でも財力でもありません
その子にしっかり寄り添って、話を聞いてくれる人がいること
このことは、どんなに心強いことでしょう。
そして、一つずつ乗り越えられた困難は、その子にとって、きっと立派な勲章となっていくことでしょう。

人は、迷惑をかけずには生きていくことはできません。
私たちは「人に迷惑をかけない子ども」ではなく「人のために生きていくことのできる子ども、人の苦しみ、悩みを感じ、助けてあげられる子ども」を育てていきたいと願っています。
日々仏さまに手を合わす生活の中で、仏さまのお話を聞かせていただく中で、そんな優しい心が育まれていくことを願っております。
本日は、ようこそおいで下さいました。 ありがとうございました。」

2009.9.11 長府幼稚園祖父母参観日にて

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